「BRUTUS」から、またひとつ新しい雑誌が誕生します。
その名も「BRUTUS TRIP」。
そもそも「TRIP」を辞書で調べれば、「旅、短い航海、遠足、つまずき、軽快な歩み、幻覚・・・」そんな意味があります。日常を離れ、どこかに移動する行為。それこそが「TRIP」です。
それは、まちがいなく人生に刺激を与えるもの。
「BRUTUS TRIP」は、世界中に散らばる様々な「TRIP」を取り上げ紹介していく雑誌です。
ページレイアウトも、ちょっと斬新なデザインに仕上がっています。
こんな雑誌をあなたはいままで見たことがありますか?
「旅雑誌」とは一味違う、新しいスタイルマガジンの誕生です!
[ TRIPしてますか? ]
今回、この新しい雑誌を作る行為、それ自体がまさに「TRIP」でし
た。BRUTUSとは、版型、デザイン、コンセプトが違っているので、
一つ一つのストーリーについて、レイアウト、原稿が完成していく
度に、新しい場所に到着した旅気分を味わったわけです。
手に取ってくれた読者がページをめくっていく時、同じようなワク
ワク感を少しでも感じていただけると嬉しいです!
人は、一つの「TRIP」を経験する度に、成長する!?
そんなことを思ったり……。次号は、来年3月発売予定です。
実は、そこに向かって、新たな「TRIP」が始まっております。
●石渡健文(BRUTUS TRIP編集長)
[ BRUTUS TRIPができるまで、ミラノ編。]
本日、無事に発売を迎えたBRUTUS TRIP。10年間BRUTUS編集部に所
属している私ですが、正直、自分の手掛けた雑誌が発売になるまで
ここまでドキドキソワソワしたことはありません……。まあ、何は
ともあれ元気に産まれたBRUTUS TRIP。国内海外問わず面白い「TRIP」
を探し駆け巡ったこの数ヶ月、いろんな出来事がありました。その
中から、巻頭を飾るミラノのストーリーのウラ話をご紹介します。
ミラノという街を語るにあたって、私たちは彼の登場を熱望しまし
た。ACミランの「闘犬」、ジェンナーロ・ガットゥーゾ(愛称リー
ノ)。スターだらけのACミランの中で彼を選んだのは、その愛すべ
きキャラクターをもっといろんな人に知って欲しいから。が、ミラ
ノ郊外にあるクラブハウス「ミラネッロ」での取材は、ブラジルの
若き天才アレシャンドレ・パトの移籍初日と重なったことで、急遽
大混乱に見舞われることに。一時は取材中止といった雰囲気になり、
2泊4日の強行軍でミラノを訪れた取材陣の顔も蒼くなりつつあった、
その時! 私たちの前に現れたのは、試合中とは打って変わって穏
やかな表情のリーノ本人。正直、「怖い人だったらどうしよう……」
なんて想像が頭の片隅にあったのですが、ちょっと笑えるおちゃめ
な私服Tシャツ姿で現れた彼を見て、取材陣の緊張は一気にほぐれ
たのでありました。
撮影中、ポーズを取るリーノをからかおうといろんな選手が現れて
はちょっかいを出しに(特にしつこかったのはカフーとジダのブラ
ジルコンビ)。そんなシーンひとつとってみても、彼がチームの中
でいかに愛されている存在なのかが分かります。気がつけば予定時
間を超えてまで取材に応じてくれたリーノ。愛娘ガブリエラちゃん
の話から地元カラブリアに対する想い、そしていよいよ東京で開幕
するFIFAクラブワールドカップでの世界一まで、熱く語ってくれて
います。
海外のファッション誌でも活躍する著名フォトグラファー鈴木親氏
の、柔らかいミラノの光を美しく取り込んだポートレートも必見。
彼がこんなにも男前だったことに驚き。スポーツ誌では絶対に見ら
れない、リーノの素顔が見られます。そして12月の東京で、世界一
に狂喜乱舞するリーノの笑顔を願いつつ……。
……いや、リーノ、ごめんなさい。浦和出身の私としては、そこま
では言えません! むしろリーノのハードなアタックを潜り抜け、
レッズ攻撃陣がいかにACミランゴールをこじ開けるか! 今からとっ
ても楽しみー!(まだ対戦できるかわかりませんが……。)
●田島朗(BRUTUS TRIP エディトリアル・ディレクター)
「BRUTUS」から、またひとつ新しい雑誌が誕生します。
その名も「BRUTUS TRIP」。
そもそも「TRIP」を辞書で調べれば、「旅、短い航海、遠足、つまずき、軽快な歩み、幻覚・・・」そんな意味があります。日常を離れ、どこかに移動する行為。それこそが「TRIP」です。
それは、まちがいなく人生に刺激を与えるもの。
「BRUTUS TRIP」は、世界中に散らばる様々な「TRIP」を取り上げ紹介していく雑誌です。
ページレイアウトも、ちょっと斬新なデザインに仕上がっています。
こんな雑誌をあなたはいままで見たことがありますか?
「旅雑誌」とは一味違う、新しいスタイルマガジンの誕生です!
[ TRIPしてますか? ]
今回、この新しい雑誌を作る行為、それ自体がまさに「TRIP」でし
た。BRUTUSとは、版型、デザイン、コンセプトが違っているので、
一つ一つのストーリーについて、レイアウト、原稿が完成していく
度に、新しい場所に到着した旅気分を味わったわけです。
手に取ってくれた読者がページをめくっていく時、同じようなワク
ワク感を少しでも感じていただけると嬉しいです!
人は、一つの「TRIP」を経験する度に、成長する!?
そんなことを思ったり……。次号は、来年3月発売予定です。
実は、そこに向かって、新たな「TRIP」が始まっております。
●石渡健文(BRUTUS TRIP編集長)
[ BRUTUS TRIPができるまで、ミラノ編。]
本日、無事に発売を迎えたBRUTUS TRIP。10年間BRUTUS編集部に所
属している私ですが、正直、自分の手掛けた雑誌が発売になるまで
ここまでドキドキソワソワしたことはありません……。まあ、何は
ともあれ元気に産まれたBRUTUS TRIP。国内海外問わず面白い「TRIP」
を探し駆け巡ったこの数ヶ月、いろんな出来事がありました。その
中から、巻頭を飾るミラノのストーリーのウラ話をご紹介します。
ミラノという街を語るにあたって、私たちは彼の登場を熱望しまし
た。ACミランの「闘犬」、ジェンナーロ・ガットゥーゾ(愛称リー
ノ)。スターだらけのACミランの中で彼を選んだのは、その愛すべ
きキャラクターをもっといろんな人に知って欲しいから。が、ミラ
ノ郊外にあるクラブハウス「ミラネッロ」での取材は、ブラジルの
若き天才アレシャンドレ・パトの移籍初日と重なったことで、急遽
大混乱に見舞われることに。一時は取材中止といった雰囲気になり、
2泊4日の強行軍でミラノを訪れた取材陣の顔も蒼くなりつつあった、
その時! 私たちの前に現れたのは、試合中とは打って変わって穏
やかな表情のリーノ本人。正直、「怖い人だったらどうしよう……」
なんて想像が頭の片隅にあったのですが、ちょっと笑えるおちゃめ
な私服Tシャツ姿で現れた彼を見て、取材陣の緊張は一気にほぐれ
たのでありました。
撮影中、ポーズを取るリーノをからかおうといろんな選手が現れて
はちょっかいを出しに(特にしつこかったのはカフーとジダのブラ
ジルコンビ)。そんなシーンひとつとってみても、彼がチームの中
でいかに愛されている存在なのかが分かります。気がつけば予定時
間を超えてまで取材に応じてくれたリーノ。愛娘ガブリエラちゃん
の話から地元カラブリアに対する想い、そしていよいよ東京で開幕
するFIFAクラブワールドカップでの世界一まで、熱く語ってくれて
います。
海外のファッション誌でも活躍する著名フォトグラファー鈴木親氏
の、柔らかいミラノの光を美しく取り込んだポートレートも必見。
彼がこんなにも男前だったことに驚き。スポーツ誌では絶対に見ら
れない、リーノの素顔が見られます。そして12月の東京で、世界一
に狂喜乱舞するリーノの笑顔を願いつつ……。
……いや、リーノ、ごめんなさい。浦和出身の私としては、そこま
では言えません! むしろリーノのハードなアタックを潜り抜け、
レッズ攻撃陣がいかにACミランゴールをこじ開けるか! 今からとっ
ても楽しみー!(まだ対戦できるかわかりませんが……。)
●田島朗(BRUTUS TRIP エディトリアル・ディレクター)
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