「この国の老いた暦を斬ってくれぬか」会津藩藩主にして将軍家綱の後見人、保科正之から春海に告げられた重き言葉。武家と公家、士と農、そして天と地を強靱な絆で結ぶこの改暦事業は、文治国家として日本が変革を遂げる象徴でもあった。改暦の「総大将」に任じられた春海だが、ここから想像を絶する苦闘の道が始まることになる―。碁打ちにして暦法家・渋川春海の20年に亘る奮闘・挫折・喜び、そして恋。【「BOOK」データベースの商品解説】
【吉川英治文学新人賞(第31回)】【本屋大賞(第7回)】【北東文芸賞(第7回)】【舟橋聖一文学賞(第4回)】【大学読書人大賞(2011)】武家と公家、士と農、そして天と地を強靱な絆で結ぶ改暦事業は、日本が変革を遂げる象徴でもあった。改暦の「総大将」に任じられた春海の、20年にわたる奮闘・挫折・喜び、そして恋を描く。2012年9月公開映画の原作。〔2009年刊の加筆修正〕【「TRC MARC」の商品解説】