アシスタント・マネジャーとして成宮礼人が勤務する『カーサホテル東京』が、イタリア資本のロッセリーニ・グループに買収されたのはつい先月のこと。創業40年を誇るホテルの歴史を護るためにも気を引き締める礼人だったが、ミラノから来日した新しいボスは、プラチナブロンドにクールなアイスブルーの瞳を持つエドゥアール・ロッセリーニ—礼人が10年前、一夜の過ちを犯した相手だった。理由があったとはいえ、ゲストと職場で肉体関係を持つなど、ホテルマンとして断じて犯してはならないタブー。しかしエドゥアールは、過去のことなどまるで記憶にないかのように、礼人を改革の右腕にと望んできて—!?岩本薫が贈る、極上ラブ・ロマンスが登場。【「BOOK」データベースの商品解説】