「ずっと憧れていたんだ。アーサーズ・ガーディアンの一人目の守護天使である君に—」ロンドンの下町で寂れたパブを経営する諒一は、親友であるアーサーが遺した小さな天使を護ることだけが生き甲斐の怠惰な日々を送っていた。そんな彼のもとに現れたのは、アーサーズ・ガーディアンに憧れているという花屋、ダグラス。AG創設メンバーでありながら、なぜか組織との関わりを拒む諒一は、自分を慕う花屋を冷たくあしらうが、旧知のエージェントから依頼が舞い込む。「冷酷非情なウォール街の帝王・ボールドウィンJr.に恋人を作ってくれ」—旧友の頼みに、くだらないミッションを渋々ながらも引き受けたのだったが…。アーサーズ・ガーディアンシリーズ、グランドフィナーレ。【「BOOK」データベースの商品解説】