近年、グラフィック・デザインに対する不信感や懐疑的な空気が蔓延する事件が相次ぎ、「デザイン」離れを感じざるをえない昨今。創刊以来、国内はもちろんのこと、世界中のヴィジュアル・カルチャーを見つめてきた+81だからこそ、今一度、戦後以降、1964 年の東京オリンピック、そして現在まで、日本におけるグラフィック・デザインの発展過程を検証した。それにより、日本グラフィック界の至高性を再認識するだけではなく、グラフィック・デザインの重要性を再定義するような、戦後から現在、近未来への道筋を示す、日本グラフィック史を網羅した1冊となっている。【本の内容】