CDや書籍カバーをはじめ近年はグラニフで展開されているアパレル、浅田飴などのパッケージ、大阪国際女子マラソンなどのポスター、電車やバスのラッピング等、中村佑介が表現するイラストレーションの世界は多様な媒体に広がり、日常生活に寄り添っている。中村佑介の強みはイラストの魅力を発揮しながら、マーケティングとデザインで補強し商品の良さを最大限に引き出すことだ。今号ではそんな中村氏のワークスタイルに着目。オファ一を受けた仕事に対し中村氏がどう応えるのか? 最新の仕事を中心に制作過程や展開事例を紐解く。
特集(中村佑介:なかむらゆうすけ):1978 年兵庫県生まれ。イラストレーター。大阪芸術大学デザイン学科卒業。ロックバンド ASIAN KUNG-FU GENERATION や、さだまさしなど、様々なアーティストの CD ジャケット、小説『謎解きはディナーのあとで』などの書籍カバー・挿画を手がける。アニメーションのキャラクターデザインやテレビ出演、エッセイ執筆など、その表現活動は多岐にわたる。 画集『Blue』と『NOW』(飛鳥新社)はイラストレーターの作品集としては異例の累計13万部を記録。 本格的なぬりえブック『COLOR ME』(復刊ドットコム)、第二弾『COLOR ME ,too』(徳間書店)も大人気。